ヌートリア


以前、どこかに書いたかもしれないが
ふと思いだしたので、書いてみます

小学生の俺はよく駄菓子屋で網目のあらい網がないときは
白い虫取りあみを買いそれを持って、
蛙を取りに近くの田んぼへ出かける子供でした。
そんな田舎の子どもの生活をしているある日、
カエルはもちろんザリガニやドジョウ、
メダカまでいるちょっとした小川が田んぼ沿いの道を挟んであり
土管で水路が作られてるお気に入りの採集ポイントだったのですが
そこを歩いていると・・・(たぶん一人で歩いてたと思う)
そのちょっとした小川を大きなネズミのような動物が
泳いでいるのを発見、そばに葦などで作った巣のようなのを確認した俺は
慌てて近くにあったおばあちゃんちへ戻り、鼻息荒く
「おばあちゃん!大変!ビーバーがいるよ!ビーバー!!」と
いうようなことを言った記憶がある。
そう俺はテレビや本でビーバーの名前は知っていた
そして、ビーバーは枝などで巣をつくるということも
頭にあった。なによりそのころは「ビーバーエアコン」という名前も
メジャーだった。完全に俺はビーバーがいたと思い込んでいた。
それも何の変哲もない田舎の町の田んぼにだ(笑)
空想好きな俺は「きっと遠い故郷から材木に紛れ込んで
ここまできたんだな♪」って思ってました(笑)

で、そんな出来事も記憶にないほど時間が経った割と最近
「ヌートリア」という帰化した動物がこの日本にいることを知りました。
ふだん水辺のそばに穴を掘って生活をするが、時には草などで
プラットホームと呼ばれる「浮巣」を作ると。
ヌートリアだったんだって知った俺でした。