最初に書いた色鉛筆での髪の描き方では、説明の都合上
だいぶ手順を飛ばしましたが、今回はもっとわかりやすくするため
手順を全部載せてみました。
全部同じように見えますが(笑)ようく変化を見て行ってください。
まずは下描き。
下地塗りにポスターカラーを使います。
今回の「髪の毛」は明るい色と表記してありますが、
金髪もあれば、明るい茶髪もあると思いますので、
わりと多い黒髪ではない、「ちょっと明るい色の髪」ということで。
髪の毛には「セピア」を使い、水で薄めて塗ります。
鉛筆下描きで濃いめに書いてある影の部分を、もう一度ポスターカラーのセピアで
塗って強調しておきます。
この時のポスターカラーの色が強い(濃すぎる)と、色鉛筆を重ねた時消えなくなる恐れがあるので
ベタ塗りはしないように気を付けてください。
さぁ、ここから色鉛筆を使います。
まずはポスターカラーのセピアで下地塗りをし、もういちどいりをかさねて強調した
影の部分を軽く色鉛筆で描いていきます。
そうすることによって、水彩でぼやけてた絵がはっきりしてくることが
わかると思います。
次に、色鉛筆の赤茶を使い、全体的に横線を引いていきます。
さきほどより茶髪になってきたかと思います。
で、ここで今度は明るい部分を強調するのに、練消しゴムで
光の当たっている部分を消していきます。
ほとんど消してしまうことになりますが、色鉛筆なので、きれいには消えません。
少し色が残ります。そこがあとあと味になってくるわけです。
いま、消したばかりですが、ここでまた赤茶の色鉛筆で縦・横の線を引いていきます。
けして、グリグリ塗らないで線を引いてくださいね。
はい、ここでまた練り消しゴムで、先ほどとおなじ光の当たってる部分を
消していきます。
しかし、ここまで来る段階で、練り消しでは消えなかった線が残っています。
それも何度も線を重ねられて。
この段階だと、だいぶ影の部分も濃くなってるかと思います。
この辺で今度は「こげ茶」を使います。
縦・横、線を引きましょう。
この段階で、こげ茶を使い、「ほつれ毛」を加えたり、輪郭をなぞって
ぼやけた線をはっきりさせとくと良いかと思います。
仕上げには色鉛筆の「黒」を使います。
最初にポスターカラーや色鉛筆で強調した影の部分を黒でなぞるように線を引いてみてください。
細かいほつれ毛をこの段階で描いても良いでしょう。
髪の毛の流れなども、黒で描くことでよりはっきり分かるようになったかと思います。
前にも書きました通り、ここからまたさらに色を重ねることはできますが、
今回はこの辺で完成としておきます。
それでは楽しいお絵かきライフを♪
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こちらで説明している「明るい髪」を色鉛筆だけで描いてみました。
今回は前回のお絵かきをさらに描きこんでいきます。下地にポスターカラーを使わない分、深みのある肌色になるよう、黄色を重ねました。影の部分は赤茶色・黒を重ねます。光が当たってる部分は練消しで消し立体感を出します。前回の実践編と同じですの...
Posted by マースケ on 2015年6月29日